OBJECTIVE.
立教大学は、プロクライマーの野中生萌選手(2018年ボルダリングW杯年間ランキング1位)および豊島区と連携し、池袋キャンパス内に東京23区では初となるスピードクライミング壁を設置しました。また、それに伴う記者発表を12月17日(月)に開催しました。
スポーツクライミングは、2020年東京オリンピック?パラリンピック大会に新種目として追加され、施設数は10年間で4倍に急増、国内の競技人口も65万人を突破するなど人気が高まっています。また、日本人選手はボルダリング2018年ランキングにおいてTOP10に男子が5名、女子が3名入るなど優位に立っており、メダルが期待される種目のひとつとなっています。中でもプロクライマーの一人である野中生萌選手は、2018年のワールドカップボルダリング女子で初の年間優勝を果たすなど、2020年東京大会での活躍が期待されています。
一方で、2020年東京大会のスポーツクライミングはボルダリング、リード、スピードの3種目を一人が行い、各種目の順位をもとに総合順位が決まるルールとなっています。日本人選手はボルダリングやリードは得意とするものの、スピードについては強化が必要不可欠とされていますが、現在都内でスピードクライミング壁があるのは昭島市のみとなっており、練習環境の改善が望まれていました。
このような中、野中選手が豊島区出身で現在も同区を拠点として活動していることから、区内でスピードをトレーニングできる環境を必要としていたところ、豊島区および本学が連携し、池袋キャンパスにスピードクライミング壁を設置することとなりました。
一方で、2020年東京大会のスポーツクライミングはボルダリング、リード、スピードの3種目を一人が行い、各種目の順位をもとに総合順位が決まるルールとなっています。日本人選手はボルダリングやリードは得意とするものの、スピードについては強化が必要不可欠とされていますが、現在都内でスピードクライミング壁があるのは昭島市のみとなっており、練習環境の改善が望まれていました。
このような中、野中選手が豊島区出身で現在も同区を拠点として活動していることから、区内でスピードをトレーニングできる環境を必要としていたところ、豊島区および本学が連携し、池袋キャンパスにスピードクライミング壁を設置することとなりました。
(左から)小澤 弘一 氏、野中生萌選手、郭総長、松尾副総長
12月17日(月)に行われた記者発表には、野中選手に加えて、豊島区から小澤弘一 豊島区国際文化プロジェクト推進担当部長、立教大学から郭洋春 総長と松尾哲矢 副総長/東京オリンピック?パラリンピックプロジェクト座長が出席しました。
冒頭、郭総長から「立教大学は地域連携、社会連携を大きな柱としており、東京オリンピックでの活躍が期待されている野中選手のために練習場所を提供することは本学の理念と合致しています。立教大学の学生たちも、野中選手の練習の姿勢や考え方を間近に見ることによって大きな刺激を受けることでしょう。野中選手が2020年の東京オリンピックで活躍し、それが日本全体の活気につながっていくことで本学もその一助となることができれば光栄です」とコメントしました。
冒頭、郭総長から「立教大学は地域連携、社会連携を大きな柱としており、東京オリンピックでの活躍が期待されている野中選手のために練習場所を提供することは本学の理念と合致しています。立教大学の学生たちも、野中選手の練習の姿勢や考え方を間近に見ることによって大きな刺激を受けることでしょう。野中選手が2020年の東京オリンピックで活躍し、それが日本全体の活気につながっていくことで本学もその一助となることができれば光栄です」とコメントしました。
完成したスピード壁とともに
小澤弘一氏からは「豊島区と立教大学は昨年7月に2020年東京オリンピック?パラリンピック連携事業に関する協定を締結し、トークショーの開催やスポーツ応援団の冊子作成などを行ってきました。区民がスピード壁や練習の様子を見ることで東京オリンピックの気運醸成やスポーツ振興にも寄与することを期待しています。野中選手の活躍を区としても全力をあげて支援していきます」とのエールを送りました。
続いて野中生萌選手からは、「多くの方に支援を頂き、スピード壁を立教大学に設けていただけることになりました。自分が恵まれた環境にいることを改めて実感しています。スピード壁ができたからには毎日のように来れるので、たくさん練習をして2020のオリンピックまで一生懸命がんばっていきたい」との意気込みを語りました。
立教大学は、2020年東京大会の開催を契機に、学生や教職員、卒業生など全学的な体制で社会貢献活動を推進し、本学の教育?研究活動を活性化することを目的とした「東京オリンピック?パラリンピックプロジェクト」を2016年度に設置しました。豊島区とは、2020年東京大会に向けた連携協定を2017年に締結し、人的、知的、物的資源の相互活用を推進することとしています。
続いて野中生萌選手からは、「多くの方に支援を頂き、スピード壁を立教大学に設けていただけることになりました。自分が恵まれた環境にいることを改めて実感しています。スピード壁ができたからには毎日のように来れるので、たくさん練習をして2020のオリンピックまで一生懸命がんばっていきたい」との意気込みを語りました。
立教大学は、2020年東京大会の開催を契機に、学生や教職員、卒業生など全学的な体制で社会貢献活動を推進し、本学の教育?研究活動を活性化することを目的とした「東京オリンピック?パラリンピックプロジェクト」を2016年度に設置しました。豊島区とは、2020年東京大会に向けた連携協定を2017年に締結し、人的、知的、物的資源の相互活用を推進することとしています。